Philosophy & Method
心体義塾は、武道教育を中心に心身の鍛錬と人間形成を目指す教育機関です。
東洋医学において重要な概念である「気」。それは目に見えず、感覚的で捉えにくいものです。
心体義塾では、この「気」を現代人が誰でも実践できる「呼吸」という動作に変換し、科学的な視点(ポリヴェーガル理論)から再構築しました。
私たちの「生きる」という生命活動は、ホメオスタシス(恒常性維持)の働きから、全身の細胞による新陳代謝によりリモデリングを行うことで、エントロピー増大に逆らい続けることです。
しかし、生命活動における物理現象は必ずエントロピー(乱雑さ)が増大する方に進み、肉体は壊れたり、失われることになります。 健康に生きるためには、このエントロピーをいかにうまく排出(デトックス)できるか?に依拠しています。
ストレスが溜まるとは…
自律神経における自己防衛反応がうまく処理できずにエントロピーが増大することにより、精神的、心因的、肉体的に障害が起こることでもあります。
病気の症状とは、ホメオスタシスにより生命維持の為に調整された結果として心身、精神に現れたものと言えます。 それがエントロピーのコントロールが出来ていれば「治る病気」として現れますが、コントロールが不適切ならば「治らない病気」として現れるのです。
食事、生活習慣、からだの使い方、呼吸、外部環境、ストレス反応など、日常生活で当たり前のことがホメオスタシスに大きな影響を与えています。 そんな私達のホメオスタシス(恒常性維持)に大きく影響するものとして、「呼吸」と「姿勢」があります。
ホメオスタシスとは維持する力であり、
自然治癒力とは回復する力であります。
この2つの力を最適に機能させる為に、呼吸と姿勢が重要となるのです。 だからこそ、ZATメソッドは呼吸と姿勢にフォーカスをしているのです。
Masahiro Uchida
心体義塾 塾長 / ZAT創始者
武道の精神と身体操作をベースに、人間が本来持っている潜在能力を引き出す指導を行う。 東洋医学で重要視される「気」の概念を、より多くの人に論理的に理解してもらうため、誰もが行う「呼吸」に着目。自律神経理論(ポリヴェーガル理論)を基礎とした独自の調整法「ZAT(ZEROSHIKI ATTITUDE TUNING / ゼロ式姿勢調律法)」を確立した。
著書(Amazon)